規律を考える

自分の心を振り返って、日々の自己管理を行うことは、心の調和を保つために必要となってきます。

自分や他者を愛して進化を果たすためには、自分自身に「規律」を課すことが重要です。規律がないところに、愛はないのです。

ただし、この規律は硬直したものではいけません。規律を守るのは、「そうしなければいけないから」というわけではなく、「そうすることによって自分が喜びを得られる」からです。

人間にとって、自分に喜びを与えることは、自然なことと言えるでしょう。

例えば、人には歯磨きという規律があります。虫歯にならないためということはもちろんですが、例えば朝に歯を磨かなければ何となくすっきりしない気分になるでしょう。口の中が気持ち悪いとさえ感じるかもしれません。逆に歯を磨くほんのわずかな時間を確保するだけで、一日という長い時間の気持ち良さを保証してくれるのです。

これは朝にシャワーを浴びる、夜に入浴をするということも同じです。

自分が無理に課せられた規律ではなく、「自分にメリットがある」と分かっているので苦痛なく毎日行える規律なのです。

日常的な他のことに関してもまったく同じです。何かをすると良い気分になるからやる、というシンプルな行動原理です。規律は習慣にしてしまえば苦痛にもなりません。

それに対して、硬直した規律は苦痛しか与えません。例えば自分のスケジュールを「どうしてもやらなければならない」を取り決めて実行しようと思えば、やる気もなくしやすく、義務として無理やり行動するために苦痛を感じてしまうのです。

スケジュールは無理をして立てるものではなく、柔軟に対応することが大切です。それによってどんな快感があるのかということを考えることで「良い規律」として行動することが可能になるでしょう。