メンターと投影

ホワイトメンターやブラックメンターだと考えられる人は、実はあなたの内面を映し出した人かもしれません。

例えば言動に問題のあるブラックメンターの人は、必ずしも言動自体がブラックであるとは断定できません。あなた以外の人が観察すれば、ブラックだと感じないこともあるからです。つまり人の言動は、見る人が変われば印象も評価も異なるのが普通であり、他人に対する評価は、自分の内面が深く関係しているものなのです。

例えば禁煙でイライラしている時に、目の前でタバコを吸う人がいたとしましょう。彼は嫌がらせのつもりで吸っているのでしょうか。

あなたはそう感じるかもしれませんが、第三者はそう捉えないかもしれません。事実としては「タバコを吸っている」ことだけが存在するのであり、その意味合いや周りの評価は全て後付けであることに注意が必要です。

中には「あの人の言動は皆が嫌っている」と言って憚らない人もいますが、「皆」が誰であるのかを特定できるケースはほとんどありません。

人は自分が嫌っている人物を、第三者も嫌っていると考える傾向にありますが、実際はそうではありません。もちろん嫌われやすい人はいるのでしょうが、だからといって全ての人が彼を嫌っているとは断定できないはずです。

以上のことから言えるのは、人は自分の内面を正確に把握することが困難であるということです。自分のことは自分自身がよく理解していると思われるでしょうが、現実にはいい加減なものだということです。

ですから適宜内省するための時間を割くことが大切になります。

内省することを怠れば、どのような結果を招くことになるのか、お分かりいただけるはずです。内省の手段として役立つのは他人の振る舞いに他なりません。他人の言動で気付いたことがあれば、それが自身の内面と関係していることは少なくありません。

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